業界用語っていうのは、分かっているような分かっていないような、そんな感じのまま、使っています。
例えば、不動産業用語の「テナント」、「居抜き」
「テナント」とは、賃貸借契約に基づいて不動産、あるいは、それを借りる賃借人のこと。用語としては、店舗に限らず、事務所も含みます。
「居抜き」とは、設備や家具などがついたままの状態での事務所・店舗などの不動産が売買、賃貸借されることをいいます。買主、借主は大変おトクであるように思え、ご本人がそう重るのであれば、そのとおりなのですが、売主、貸主にとっても、もともとの状態で、設備、家具などを費用をかけて処分しなくて済むという面があります。
賃貸借の場合、もともとあった設備や家具などの撤去、処分などが賃借人の原状回復義務に含まれる例もないでないので、お気を付けください。

代表弁護士 前田 尚一(まえだ しょういち)
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
私は、さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては、直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、30年を超える弁護士経験と実績を積んできました。
この経験と実績に裏付けられた強みを活かし、依頼先企業の実態や実情に加え、企業独自の志向、そして経営者のキャラクターやパーソナリティーも踏まえた紛争の予防と解決に取り組んでいます。